BLOT

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ねみのしさい

フレーザーの金枝篇を読み始めた。

学生時代に一度チャレンジしたのだけれど、読むにあたっての解説を読まずフレーザーから始めてしまったので、フレーザーの上からの目線にびっくりしてしまい置いたまま10年とちょっと経ってしまった。呪術は未開だ、みたいなことでんんん?とか思っていた。
ちゃんと解説を読むと、100年前は学者は目隠しされているような守られた世界で暮らしていて、これでもかなり優しく呪術に公平に向かい合っていると書いてあった。
そうだ昔の論述なのだ。その時の価値観が今の価値観で測れるなんてつまらない。違う世界が見たくて本を開くのだ。今なら上から目線も斜め、中間くらいの目線だとわくわくして読めると思う。
価値観や思考が自分の考えとは全く違うものに出会うとわくわくする。

私は積ん読王なので併読している本がものすごく、ものすごくある。終わらないのが良いので金枝篇もこのまま読んだり読まなかったりで最後までは到達できないのかもなあと感じる。

明日からまた仕事仕事の日が始まる。
同調圧力に気を付けて生きたい。